
コミュニケーションが下手で、何から手を付けていいかがわかりません。誰か人間関係を円滑にするための「話し方」のコツを教えて~!!
という「悩み」を解決するのに、ピッタリな一冊をご紹介します♪
本日は、年間ランキング3年連続1位の『人は話し方が9割』(永松茂久)を取り上げます。
- 会話の本質が理解できる
- コミュニケーション能力が高まる
- 日常の「人間関係」を円滑にできる
- 達人の話し方は「聞き方が9割」である
- 「拡張話法」で好感が得られる
著者の「永松茂久」氏は、26歳のときに3坪のたこ焼き屋から身を興し、人材育成やビジネスプロデュースを手掛ける実業家です。
また著作業でも、『人は話し方が9割』『人は聞き方が9割』など、多数のベストセラーを手掛けています。



多くの若者の支持を集めるニューリーダーが、その豊富な経験の中から「話し方」のコツを伝授してくれました♪


まずはこの本の「ひとこと要約」。
会話力とは、相手を主役にした
「感情」交流のスキル。
それでは本編に行ってみよう!!


40代で約25キロのダイエットに成功!!
Amazonセラーを約10年間。
簿記2級+基本情報技術者。
読書を元に「脳の筋トレ」も奮闘中♪
会話力とは?(この本の概要)





私は自分のことばかり話しすぎてしまって、反省することが多いんですよね。



僕はそもそも話すことが苦手で、会話が続かないし、特に盛り上がりもせず、人間関係でかなり損をしていると思います。
でも大丈夫!!
本書を読み、「話し方」に対する間違った思い込みを変えると、人に好かれるだけでなく、チャンスやお金も集まってきます。
「話し方」と言うと、お笑い芸人やアナウンサーなど、プロの話し手を想像しがちですが、この本では、日常的な会話力にスポットを当てています。
日常の「人間関係」を円滑にする
そのためポイントさえ抑えれば、プロ仕様の特別なスキルも必要ありません。
「微差が大差になる」を合言葉に、まずは話し方について、少しだけ「考え方」を変えていきましょう。
人間関係は「好き嫌い」が全て!?
身も蓋もない話ですが、人間関係は「好き嫌い」で出来ています。


本書のメインテーマであるコミュニケーションだけでなく、友人関係も、ビジネスも、人の「感情」が絡む全てのことに、多かれ少なかれ「好き嫌い」が関わっています。



ブログやSNSの文章にさえ、「好き嫌い」は関わってきますよね。まずは「話し方」を学ぶ前に、この前提条件を押さえておくことが大切です。
会話とは「感情」のやり取り
本書を読み進めると、会話に見られる「5つの勘違い」が浮き彫りになってきます。
正論・説得・自己中・否定・悪口



否定や悪口はわかるけど、「正論や説得の何が悪いの?」と思ったら、僕と同じ症状です。(泣)
正論や説得など、会話を「言葉そのもの」のやり取りでしかないと思っているのなら、一度立ち止まってみる必要があります。
特に男性に多いのですが、「言葉通り」ではなく、その奥にある「感情」にフォーカスをすると、違った景色が見えてきます。
- 人間関係は「好き嫌い」がすべて
- 会話とは「感情」のやり取り



この前提条件を押さえておくと、本書の内容がスッと入ってきますよ♪
人は「話し方」が9割
前提条件を理解できたので、ここからは本書のメインテーマである「話し方」について見ていきましょう。
「3大原則」でコミュ力の達人へ
「話し下手な人」と「コミュニケーションの達人」とを分けるポイントは、つぎの「人間心理」を押さえているかどうかの違いだけなんだそうです。
- 人は自分に一番興味がある
- 人は自分のことを認めて欲しい生き物
- 人は自分のことを認めてくれる人が好き
この「3大原則」をコミュニケーションの場で活かせるように、さらにひと言でまとめると、
相手を主役にする
となります。
「聞き方」が9割
「話し方」においては「相手を主役にする」というちょっとした「思考の変化」が必要ですが、それを実現するための、最重要事項が「聞き方」をマスターすることなんです。
話し方は「聞き方」が9割
達人が実践する「聞き方」では、いかに相手に関心があるかを伝えるのが大事なので、「笑顔で聞き、自分の感情を言葉に乗せ、身振り手振りを使って相手にリアクション」をします。つまり、
「顔・声・体」の3つのリアクション
で相手への好意を示します。



「話し方の本だと思ったら、聞き方を学んでいた!?」というジョジョのポルナレフ状態に陥りそうですが、次はいよいよ「拡張話法」という核心へと進みますよ!!
「拡張話法」とは?
プロの話し手のようにトークを展開させていくのは難しくても、相手を主役にした「聞き方」を実践すると、相手の話が広がるだけでなく、好感も持たれやすくなります。
その方法が「拡張話法」というテクニックです。
「拡張話法」で相手に9割話してもらう
「拡張話法」では、さきほどの「顔・声・体」の3つのリアクションを織り交ぜつつ、「感嘆→反復→共感→称賛→質問」の5つのステップで話を展開させていきます。
感嘆とは、相手の話を聞いたときの相槌表現で「へー♪」「えー!?」「わぁー!!」のように、語尾を伸ばしたり、少し大げさに感情を込めます。強烈な効果があるので相手の話にスイッチが入ります。
「最近、筋トレ始めたんだ」「へー、筋トレですかー!!」のようにポイントとなる単語を反復させて、相手の「二の矢」を導きます。
相手と同じ表情で「良かったね」「大変だったね」などの感情表現をしつつ、深くうなずき、共感を示します。
「すごい!?」「素敵♪」「やったね!!」など相手を評価し、感嘆のときのように、少し大げさに感情を込めます。
「それで?」「どうなったの?」「もっと聞かせてよ?」など、良いタイミングで質問を入れるとドライブが掛かり、相手の話がさらに展開していきます。
このように特別なトーク力がなくても、相手を主役にすることで話が広がり、話した相手に好意を持ってもらいやすくなります。
人は自分のことを認めてくれる人が好き



集団の中でも存在感を放っている人を観察してみると、自然と「拡張話法」を実践しているのがわかると思います。



簡単ですぐにマネできるので、無口や無表情でいるのはもったいないです!!
人に「嫌われない」話し方
前章までで「話し方」の本質を学べたので、ここからは「嫌われる」話し方、「好かれる」話し方の順番で、さらに人の「好き嫌い」を掘り下げていきます。
「余計なひとこと」を言わない
コミュニケーションの達人ほど、一度嫌われてしまうとリカバリーが難しいことを知っているため、「好かれる前に、嫌われないこと」を重要視しています。
「嫌われない話し方」を身につける
「わたし、猫を2匹飼ってるんです♪」というペットの話題に対して、「おれ、猫が嫌いなんだよね」と水を差す「余計なひとこと」を言い放つ人がいますが、仮に本音だとしても「否定的」な発言はNGワードです。
会話とは「相手を主役とした感情表現」なので、言う必要がない「自分の主張」は他愛のない日常会話では慎むことも大切です。
- 人間関係は「好き嫌い」がすべて
- 会話とは「感情」のやり取り



2つの前提条件でもわかるように、会話とは「言葉」のやり取りではなく、「感情」のやり取りなので、相手に寄り添う発言を心掛けます。
「4Dワード」を言わない
否定的な発言と同様、頭文字を「D」とする「4Dワード」を連発する人も、「嫌われる話し方」になります。
よく意見を求められたときの切り返しの癖が「でも」「だって」「どうせ」「ダメ」の人がいますが、会話が常にネガティブトークに偏るので、プラストークを心掛けます。



僕も「4Dワード」を使う傾向があるので、自戒の意味も込めて、ピックアップしました!!
人に「好かれる」話し方
最後は「人に好かれる話し方」にスポットを当てて、「拡張話法」をさらに強化します。
主語を「相手の名前」にする
人間関係では、「相手を主役にする」ことが大事なため、自分を主語にする「俺が、俺が・・・」のタイプの人ほど、「主語を相手にする」だけで劇的な効果が見込めます。
そのため初対面で好印象を残せる人は、「相手の名前」を特に大切にしています。
出会ってすぐに相手の名前を主語にする
名前というのは愛着があり、その人の「看板」そのものなので、自分の名前を連呼されると、受け入れられた感じがして、呼んでくれた人に親近感を持ちやすくなります。



少しの接点しかなかった人が、後日に名前を覚えてくれていると、それだけで好感を持ってしまいますよね♪
一緒に笑う(男性必見!!)
特別なトーク力などなくても、人は一緒に笑ってくれる人を悪くは思わないため、一緒に笑った後に「拡張話法」で話を広げるだけで、相手と良好な関係が築けます。



また女性は「共感」を大事にするので、特に男性にとっては「一緒に」というキーワードに敏感でいることが大切です。
「一緒に」で「共感力」を育てる
自然な感じで「一緒に笑う」「一緒に楽しむ」のはもちろん、悩みに対してはアドバイスという名の「言葉」の押しつけではなく、「一緒に考える」ことで「感情」を共有します。
ネタを作っておく
日常的な話し方は「聞き方が9割」でしたが、事前にネタを仕込んでおくと、聞くための「話の起点」となるため、より良好な人間関係を築けます。
「自己紹介」は1度作ると一生困らないので、準備をしておくことを、本書では推奨しています。
自己紹介の作成は「コスパ」が良い
また世の中には失敗しない人はいないため、適切なタイミングで、腹を割ってしくじりを披露すると、良好なコミュニケーションが取れるようになります。
失敗や「しくじり」をリスト化しておく
そして相手を主役にする「話の起点」として特に有用なネタが、「食べ物」「出身地」「ペット」の話になります。
3つの鉄板ネタで、共通点を探る
この3つはお互いの共通点を見つけやすく、またナイーブな話題でもないので、誰とでも気軽に話しやすいのが特徴です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
話し下手な人にとっては、相手を主役にする「拡張話法」はハードルが低いので、コツさえ掴めば、すぐに効果を出しやすいと実感しました。
具体的な会話例も豊富なので、「話し方」の基礎力を養うにはうってつけの内容となっています。
最後は再び「ひとこと要約」で締めくくります。
会話力とは、相手を主役にした
「感情」交流のスキル。



「拡張話法」などの「聞き方」をマスターするために、「顔・声・体」の3つのリアクションを心掛けていきましょう!!
「あなたの成長は加速する」
おしまい!!
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