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【要約】プレゼンで差がつく!!『「話し方」に自信がもてる 1分間声トレ』秋竹朋子(自宅でのボイトレで腹式呼吸や声帯を鍛える)【書評/感想】

『「話し方」に自信がもてる 1分間声トレ』ダイヤモンド社・秋竹朋子(アイキャッチ)
そのひろ

人に聞き返されることが多く、声に自信が持てません。信頼される「モテ声」の作り方や、ビジネスでも活きる「話し方」のコツを教えて~!!

という「悩み」を解決するのに、ピッタリな一冊をご紹介します♪

本日は『「話し方」に自信がもてる1分間声トレ』(秋竹朋子)を取り上げます。

この本から得られること
  • 声のコンプレックスが解消できる
  • 「話し方」でビジネスは差がつく
  • 「腹式呼吸」を身につけられる
  • 「声帯」の鍛え方がわかる
  • 「老け声」を「モテ声」に変えられる

著者の「秋竹朋子」氏は、東京音楽大学やウィーン国立音楽大学留学等、音楽専門の高校・大学・大学院で学んだ「声」のスペシャリストです。

現在は「ビジヴォ」代表として、社会人の「声」や「話し方」を指導し、改善率は99%を誇ります。

そのひろ

僕もずっと「声にコンプレックス」を抱いており、そのため発言を控える場面も多く、ワラにもすがる思いで本書にたどり着きました。

『「話し方」に自信がもてる 1分間声トレ』(記事)

まずはこの本の「ひとこと要約」

正しい知識とトレーニングで、100%声は変えられる。

それでは本編に行ってみよう!!

この記事の筆者はこんな人
正面
園川ヒロ(そのひろ)

 40代で約25キロのダイエットに成功!!

 Amazonセラーを約10年間。

 簿記2級+基本情報技術者。

 読書を元に「脳の筋トレ」も奮闘中♪

目次

本書の目的(どんな本?)

『「話し方」に自信がもてる 1分間声トレ』(表紙)
さっちん

私は早口で「聞き返される」ことが多く、よく「慌てている」印象を持たれてしまいます。

そのひろ

僕は声量がなく、自分でも「ボソボソと話している」印象で、話すことに自信が持てません。

でも大丈夫!!

声楽家のノウハウを活かしたボイトレなど、3万人のビジネスパーソンの99%を改善させたメソッドで、あなたの「声の悩み」を解決していきます。

声は最強のビジネススキル

心理学には「メラビアンの法則」というものがあり、人は矛盾したメッセージに対して「非言語コミュニケーション」を重視します。

メラビアンの法則=「聴覚」の信用度38%

話の内容などの「言語情報」の信用度はわずか7%なのに対し、「非言語コミュニケーション」の視覚情報が55%、聴覚情報(発声、声質、滑舌、話し方)は38%を占めます

商談・プレゼン・営業・接客に関わる「声」

身だしなみを整えるビジネスパーソンはたくさんいますが、トレーニングによって声を改善しようという人はまだ少なく、声と年収は比例するというデータもあり、いわゆる「モテ声」を身につけると、説得力や信頼感で簡単に差別化できます。

誰でも声は変えられる

声は一生変わらないと思いがちですが、今の声は長年の習慣や環境によって、独自の声の出し方に慣れ親しんだ結果であって、正しい知識とトレーニングによって、ほぼ100%変えられるのだそうです。

人によっては数分間で効果の実感できるトレーニングもあり、1ヶ月も続けると声のコントロール方法が身につき、理想の声に近づいていきます。

そのひろ

僕は10代の頃の「大阪→東京」への転校と、声変わりの時期が重なってしまい、標準語の声の出し方がわからなくなってしまい、大変苦労しました。

さっちん

まずはトレーニング法に行く前に、「日本語の発声のクセ」を頭に入れておきましょう!!

日本人の声質

日本語(関西弁を除く)は、英語などと違い、強いアクセントがありません。

日本人は声が小さい国民

また日本語は「有声音」で胸式の浅い呼吸なのに対し、英語などは「無声音」で腹式の深い呼吸なため、比較すると「日本人は声が小さい国民」と言われます。

声のトレーニングは「コスパ」が良い

メラビアンの法則でもわかるように、人は聴覚情報で信用度が増すため、トレーニングによって魅力的な「モテ声」を手に入れることは、ビジネスのみならず、日本人にとっては「コスパの良いスキル」と言えます

さっちん

次章からはいよいよメインテーマである「1分間声トレ」へと進んでいきますよ♪

「1分間声トレ」を習慣化しよう!!

本書での1分間トレーニングは、4つのテーマに分かれており、ここでは基礎編として、「腹式呼吸」と「声帯ストレッチ」に的を絞って紹介していきます。

#1 「腹式呼吸」の「1分間」

まずは超基礎編として、日本語が苦手とする「腹式呼吸」をマスターして、ハキハキとした「通りの良い声」を目指します。

STEP
手に「はぁー」と息を吐く
(5秒×2回=計10秒)

寒い日に手を温める要領で「はぁー」と息を吐きます。お腹が凹み、自然と腹式呼吸になります。5秒×2回=計10秒

STEP
「シー」と息を吐き続ける
(25秒×2回=計50秒)

アナウンサーのような一定の声量を保つために、「シーーー」と一定の強さで声を出し続けます。早口で聞き取りにくい人や、語尾が弱くて聞き返される人に効果があります。(25秒×2回=計50秒

さっちん

「シーーー」は多くの人が、最初は20秒以内で限界が来るそうです。

そのひろ

僕も最初は「16秒」が限界でしたが、一週間で「30秒」まで伸びました♪ このトレーニングは、成長を「数字で可視化できる」のが良いですね。

ストップウォッチ

#2 「声帯ストレッチ」の「1分間」

次は基礎編として、「声のもと」となる「声帯」をストレッチさせるトレーニングです。

STEP
消防車サイレン(高低)
(10秒×3回=計30秒)
消防車のサイレン

消防車のサイレンのように、「あ→→ア」と低音から高音へ5秒で折り返し、今度は「ア→→あ」と高音から低音へと計10秒で3回繰り返す。(10秒×3回=計30秒

STEP
「あーあっ」発声(抑揚)
(5秒×6回=計30秒)
両手を合わせる

胸の前で両手を合わせ、「あーあっ」と後半の「あっ」を強調しながら抑揚をつけ、同時に左右の手もお互いに軽く押します。

5回(5秒)で1セット

「あーあっ」「あーあっ」「あーあっ」「あーあっ」「あーあっ」

のように、5回(5秒)を1セットとし、声の高さを「普通→低い→高い」「普通→低い→高い」(計6セット)の順でサイクルを回します。(5秒×6セット=計30秒

さっちん

「高低」や「強さ(抑揚)」など、多様な声色を出すことで声帯をストレッチさせます「老け声」にも効果がありますよ。

#3 「1分間」を「習慣化」する

せっかく役立つ理論を覚えても、実践しないことには意味がないので、この際なんで、習慣化してしまいましょう!!

習慣化のコツは、すでに習慣化されている作業とセットにして実践するのが効率的です。

  • 歯磨き前に「1分」
  • 皿洗いしながら「1分」
  • 家から駅までの道のりで「1分」etc

1分という短時間なので心的ハードルも低いし、「腹式呼吸」の1分間声トレは、基本的に息の音だけなので、屋外でも人混みでなければ、迷惑をかけずに気軽に実践できるのもメリットです。

本書ではさらに表情筋を動かしたり、のどの詰まりを解消させたり、滑舌や声質を鍛えたり、低音ボイスを作るなど、より実践的な「1分間声トレ」へと進んでいきます。

そのひろ

僕はたまたま「1分間筋トレ」を自宅で習慣化しているので、「1分間声トレ」も下のように、筋トレの一貫として組み込んでしまいました。

声トレのスケジュール

話し方で差をつける(プレゼン力)

「1分間声トレ」で声は変わりますが、ここからは「話し方のコツ」を学ぶことで、噛み癖を予防したり、ビジネス現場(プレゼンテーションなど)での印象をアップさせていきます。

単語の「頭」で息を吐く(腹式呼吸)

トレーニングによって「腹式呼吸」で声量を鍛えても、話すときに忘れてしまっては意味がないので、誰でも簡単に「腹式」で発声できるようにするテクニックが、次のように「単語の頭で息を(強く)吐く」です

つも世話にってります。
ひ、んかせてださい。

これはアナウンサーも実践している方法なので、スピーチやプレゼンにも効果的です。

さらに「間」を作って「息を吐く」

また重要な単語や大事なポイントの頭で、「一瞬の間」を作ってから「息を強く吐く」と、印象に残りやすくなるため、より効果的になります。

単語を区切る(早口&滑舌対策)

1分間声トレには個別に「滑舌」のトレーニングもありますが、早口や噛み癖への対処法や、「さ行」「ま行」などの発音しにくい言葉への対処法として、「単語を細かく区切る」というのがあります。

「さ行」や「ま行」が混合する早口言葉の「マサチューセッツ州」は、

マサチュー / セッツ / 州

と3つに区切れば、噛まなくなります。

現役アナウンサーでも「さ行」の連続で噛んでしまう「~させていただきます」という言葉も、

3時に / お電話 / させて / いただきます

のように、細かく区切り、頭で強く息を吐くと、早口で噛み癖のある人も落ち着いた印象が作れ、ビジネスパーソンにとっても信頼感の増す話し方になります。

0.5秒「鼻」ブレス(プレゼン対策)

スピーチやプレゼンなど、人前だと早口になってしまう人や、話している間に息が続かず、弱々しくなってしまう人は、息継ぎのコツを身につけると良いそうです。

一瞬(0.5秒)だけ鼻で「スッ」と息を吸う

口ではなく鼻で吸うと、胸式寄りの呼吸を防げたり、マイクの場合は息継ぎ音を拾わないという利点もあります。

またプレゼンやスピーチなど、人前で緊張してしまい、「えっー」とか「あっー」とか意味のないつなぎ言葉を連発してしまう人も、フレーズの合間に「0.5秒鼻ブレス」のクセをつけることで、聴衆の耳障りも良くなり、思考を整理するための一瞬の間も作れます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本書の「1分間声トレ」では、ステップアップのトレーニングとして、他にも

  • 言葉を明瞭に発声する「表情筋トレ」
  • 美しく響かせる「マーライオン発声」
  • のどの詰まりを解消する「脱力法」
  • 流暢に話せる「滑舌ストレッチ」
  • 魅力的な低音をつくる「ムンクの叫び」

など、短時間ながらも、さまざまな声の悩みを解消するトレーニングが用意されています。

最後は再び「ひとこと要約」で締めくくります。

正しい知識とトレーニングで、100%声は変えられる。

そのひろ

習慣化によって、声の悩みを解決するだけでなく、あなたの強みにしていきましょう!!

「あなたの成長は加速する」

おしまい!!

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