ビジネス書を読んではいるものの、少し経つと、なんとなく感情だけは残るけど、学んだことをほとんど忘れているよ~!!
という「悩み」を解決するのに、ピッタリな一冊をご紹介します♪
本日は、『紙1枚!独学法 すべての知識を「20字」でまとめる』を取り上げます。
本書では、学習における根本的な見直しをはかり、「学びを仕事に活かせていない」社会人の悩みを解決します。
- 「紙1枚」3つのフレームワークが学べる
- 忘れない「学習法」がわかる
- 求心力の高まる「説明力」が身につく
- 仕事への「マインドセット」が変わる
- ブログ記事の「構成」も簡単に作れる
著者の「浅田すぐる」氏は、『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術』でベストセラーになるなど、企業研修・講演等でビジネスパーソンを支援する分野でのエキスパートです。
この記事では、その浅田氏が考案したフレームワークを常日頃から使い倒している僕が、この本の魅力をたっぷりと紹介します!!
この記事の構成は、後述する「1枚コントリビューション学習法」で作りました♪
まずはこの書籍の「ひとこと要約」
20字程に要約した学びを
「他者貢献」意識で仕事に活用。
それでは本編に行ってみよう!!
40代で約25キロのダイエットに成功!!
Amazonセラーを約10年間。
簿記2級+基本情報技術者。
読書を元に「脳の筋トレ」も奮闘中♪
この本の概要(どんな本?)
ビジネス書やセミナーを受けて、「面白かった」「役に立った」と感情だけは残っても、いつの間にか忘れていることってありますよね?
私も日常茶飯事です。テヘッ!!
そうした、ただ「知識を消費するだけの学び」に終止符を打ちませんか?
この本では、「紙1枚」に書くだけで「忘れない学習法」を確立し、「3つの疑問詞」に答えるだけで「説明力を爆上げ」します。
また「紙1枚」の主語を替える(マインドセットの変更)だけで、「学びを仕事に活かせない」と嘆くビジネスパーソンの悩みまで解決します。
仕事に対する「マインドセット」の変更
→学びを仕事に活かせるようになる!!
学習法を学ぶだけでなく、「3つの疑問詞」と「マインドセット」の変更は一生モノのスキルになると思えるくらい得るものが大きかったです!!
なぜ、学びを仕事に活かせないのか?
この本では「紙1枚のフレームワーク」を作る過程で、「学びが仕事に活きる」方向へと自然と導いてくれます。
「短い要約(20字)」で忘れない
「紙1枚のフレームワーク」では、読書などの学習テーマを手書きで「思考整理」していきます。
僕が本書を「20字」で要約した時の「ビフォーアフター」はこんな感じ
このように手書きでラインなどを引く作業に関して、精神科医の「樺沢紫苑」先生は『読んだら忘れない読書術』で次のように説明してくれます。
脳科学的には、ラインを引くことは間違いなく脳を活性化します。なぜならば、脳の中で「字を読む作業」と、「手にペンを持って線を引く作業」は全く別の領域で行われているからです。
『読んだら忘れない読書術』-樺沢紫苑-サンマーク出版
脳が活性化し、記憶に残りやすくなるようです。
また冒頭で紹介した『紙1枚!独学法』の「20字要約」はこんな感じでした。
20字程に要約した学びを
「他者貢献」意識で仕事に活用。
自分でも実践してきたのでわかりますが、手書きの思考整理の末に導いた「短い要約」なので忘れにくくなります。(※長いとそもそも覚えられません!!)
また自然と最重要キーワード(ここでは他者貢献)を盛り込むことになるので、キーワードをヒントにして、前後も思い出しやすくなります。
「3つの疑問詞」で説明力を育てる
仕事のできる社会人は「人に説明できる形で物事を理解している」というのがあります。
でも一体何を説明すれば、人にわかってもらえるのか?
そもそも「わかる」って何なのでしょうか?
その答えも本書が提示してくれていて、次の「3つの疑問詞」に答える事で「わかるを線引き」してくれました。
- What(~は何ですか?)→要点・概要
- Why(なぜ~なのか?)→理由・目的
- How(どう~するの?)→方法・実践
3つの違う角度からの説明によって、人が抱く質問を網羅的にカバーするため、納得してもらいやすくなります。
実はこの書評も「3つの疑問詞」に答える形で「構成」を作ってるんです♪
- 前章「この本の概要」→What
- 本章「なぜ、学びを仕事に~」→Why
- 次章「紙1枚に書いてみよう」→How
「紙1枚」のワークで「3つの疑問詞」に慣れることで、ブログ記事も書けるし、社会人に必須の説明力も身につきます。
「はたらく」=「傍」を「楽」にする
皆さんは誰のために(何のために)働いていますか?
その答えも本書で示してくれます。
「働く」とは、「傍」を「楽」にすること
『紙1枚!独学法』-SB Creative-浅田すぐる
この仕事観は、社会人1年目の時に、多摩大学大学院教授でシンクタンク・ソフィアバンク代表である田坂広志さんから学んだ言葉です。
「傍」は、「はた」と読みます。その意味は「周囲の他者」。
( ゚д゚)ハッ! 僕はこれを読んだ時「衝撃」を受けました。つまり・・・
20字程に要約した学びを
「他者貢献」意識で仕事に活用。
もちろん読書してると色々な著者が「人のため」とサラッと書いていることは多いんですが、面と向かってズバッと言ってくれる「衝撃」は大きかったです。
僕はず~と「自分のため、自分のため、自分のため、自分自分自分・・・」と主語を自分にする「仕事観」でやってきました。(恥)
昔、女の子に書いたラブレターも自分本位でフラれました。(泣)
傷口に塩・・・
でも 大丈夫 !!
「1枚コントリビューション学習法」に取り組むことで、強制的に「あなたの仕事(学習)に対する主語」が入れ替わります。
本書の後半で「紙1枚ワーク」の主語が入れ替わったあとの怒涛のような展開は、僕が実際に「紙1枚」に取り組もうと思う「きっかけ」になりました。
仕事観の「マインドセット」を180℃変更
→学びを仕事に活かせるようになる!!
もしも「学びを仕事に活かせていない」と嘆く、ビジネスマンやブロガーがいたら、取り組んでみる価値は大いにありますよ。
「紙1枚」に書いてみよう!!
この章では「紙1枚」に書く作業を解説します。
「紙1枚」3つのフレームワーク
本書では次の「3つの型」が紹介されています。
- 「20字」インプット学習法
- 「3Q」アウトプット学習法
- 「1枚」コントリビューション学習法
1と2をを組み合わせた集大成が「3」になるので、僕が普段使用しているのは「1と3の型」になります。
「3つの型」の「枠線」は緑ペンで作りますが、著者のサイトからもダウンロードできるようです!!
簡単な作りなので、僕は上のように「エクセル」で自作しちゃいました♪(使いやすいように文字を日本語に改変!!)
「紙1枚」と「ペン3色」
用意する物は「紙1枚」と「ペン3色」だけ!!
パソコンで印刷する場合、緑ペンはなくてもOK!!
印刷派なので、青と赤はそのままに、余った緑ペンは補足説明に使ってます。↓
- 青ペン…情報の整理(キーワード抽出)
- 赤ペン…考えのまとめ(グルーピング)
- 緑ペン…補足説明
紙の大きさはA5以上ならなんでもOK。(これより小さいと、文字が書きにくいのでNGです。)
僕はダイソーでも買えるA5のルーズリーフ(20穴・無地)を使っています。
「紙1枚」に実際に書いてみよう!!
用意が整ったら実際に書いてみましょう♪
本書で最初に取り組む「20字インプット学習法」の手順はこんな感じ!!
- (上段)学習テーマ→目的(赤ペン)
- (中段)16個のキーワード(青ペン)
- (下段)23文字のまとめ(赤ペン)
本を題材にする場合は、
- 上段に「本のタイトル」と「読む目的」
- 読み終わったら10~15分でキーワード抽出
- 赤ペンでグルーピングし、最後に20字まとめ
という手順になります。
ブログ用に文字をたくさん書いてますが、青色キーワードは短文でOK。枠も全部埋めなくてOKだし、気軽に取り組もう!!
さらに記憶に残すために・・・
最後に「紙1枚」ワークに取り組む際、より「記憶に残せるテクニック」をご紹介します。
読書後、青ペンでキーワードを抽出したあとは、赤ペンでグルーピングして「20字まとめ」に取り掛かりますが、僕はあえて一旦「下の状態で作業を中断」させます。
なぜかと言うと「1週間に3回アウトプットすると記憶が強化」されるからです。
さまざまな脳科学研究を集約すると、最も効果的な記憶術として「最初のインプットから、7~10日以内に3~4回アウトプットする」ということが明らかになっています。
『読んだら忘れない読書術』-樺沢紫苑-サンマーク出版
つまり読書後、次の3つの作業に分け、
- キーワード抽出(青ペン)
- グルーピング(赤ペン)
- 20字まとめ(赤ペン)
週3回の「アウトプット」で記憶に残しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この本の3枚のフレームワークを実践することで、学びを見つめ直し、仕事に活かしてみませんか?
最後は再び「ひとこと要約」で締めくくります。
20字程に要約した学びを
「他者貢献」意識で仕事に活用。
「紙1枚フレームワーク」「3つの疑問詞」「他者貢献」と一生モノのスキルを詰め込んだ、まさに「学習法」の決定版とも言える書籍です。個人的にも超オススメだし、僕はこれからも使い倒します!!
「あなたの成長は加速する」
おしまい!!
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